環境デザインに目覚めたのは、22歳の時、トラック運転手をしていて、首都高から見た街路樹の春の息吹に目を奪われた瞬間だと記憶しています。それ以来、日々の暮らしの中や旅先で大勢のデザインの師に出会ってきました。それは、時には温泉街を散歩中に出会った路傍の雑草だったり、そしてある時は電気の無い村でバッタリ出くわした天の川だったり、、。ふと上を見上げると、ふと下を向くと、ふと振返ると、彼等は僕の方を向き講義を始めます。いつも澄んだ心の目を持っていれば、森羅万象というデザインの師はアイデアのヒントをいくらでも君たちに授けてくれるはずです。