環境デザインとは、多様な要素の「良好な関係性」を作ることだと考えている。都市は、風土や地形に現代社会のニーズが重なり、その偶然が多様性を生み出す。環境デザインは、それらの関係性を「混乱」から、秩序のある「共生」に置き換え、歴史と文化が感じられる「共生の美学」という感性の領域まで高める仕事である。
「環境共生」とは、ただ自然と調和させるということでなく、自然のエコシステムを範にして、多様な要素の良好な関係性を作ることである。さまざまな社会のニーズに対応する環境共生についてみなさんと一緒に考え、新たな仕事の創造をしていきたい。