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教授 堀内 正弘 Horiuchi Masahiro

〈担当科目〉
環境共生論
コミュニケーション環境デザイン

環境デザインとは、多様な要素の「良好な関係性」を作ることだと考えている。都市は、風土や地形に現代社会のニーズが重なり、その偶然が多様性を生み出す。環境デザインは、それらの関係性を「混乱」から、秩序のある「共生」に置き換え、歴史と文化が感じられる「共生の美学」という感性の領域まで高める仕事である。


「環境共生」とは、ただ自然と調和させるということでなく、自然のエコシステムを範にして、多様な要素の良好な関係性を作ることである。さまざまな社会のニーズに対応する環境共生についてみなさんと一緒に考え、新たな仕事の創造をしていきたい。

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環境デザインは、モノに限らず「コト」のデザインも重要なテーマである。東日本大震災直後の堀内ゼミで生み出された「クールシェア」は、ひとり一台のエアコン使用を控え、エネルギー消費削減とともに、コミュニケーションとコミュニティの復活をねらう活動である。2018年度は環境省の依頼を受け、オリンピック・パラリンピックの暑熱対策の提案と試行に多摩美堀内チームとして取り組んだ。