何かをデザインするということはとてもわくわくすることですが、苦労も伴います。でもまずは難しく考えすぎず、料理をつくるようにデザインを考えてみるのはどうでしょうか。いつ、誰が、どこで、なにを、どのように、食べるかに想いを巡らせ、さまざまな条件の中、素材を選び、調理し、美しく盛り付け、人々へ振舞う。そうやってできた料理を、食べてくれた人がおいしいと言ってくれた時の喜びはひとしおです。
そんな料理をつくるには、世界中のおいしい料理を食べ歩いてみたり、本に載っているレシピの成り立ちを想像しながら試しにつくってみたりすることも一つの手です。建築やインテリア、ランドスケープをデザインすることも同じように、まずは自らの手を動かすことから始めてみませんか?