時に、建築のデザインは道具によって劇的に変化します。道具は思考をカタチにする手段であり、デザインのプロセスと深く関わっています。その道具は言葉かもしれないし、新作のペンかもしれないし、コンピューターやプログラミングかもしれない。
新しさが常に良いとは限らないけれど、新しい道具は物事に別の視点を与えてくれることがあるし、結果的に古い道具の優れた点を再認識することもある。大事なのは思考のプロセスを積み上げていく事であって、道具は何でも構わない。好奇心と熱量をもってプロセスに向き合うことが、新しい道具を手にする近道なのだと思う。