学生時代は建築の設計課題が楽しみだった。
卒業し、設計事務所で、建築設計の難しさと、大きな喜びを知った。
自分の設計した建築が着工した時は、後戻りできない重大さに足が震えた。
やがて建築が竣工し、建て主の喜びの声を聞き、それまでの疲れが吹っ飛んだ。
その後独立して事務所を主宰し、建築設計の奥深さと感動を知った。
今、建築を設計できることは、生き甲斐。
現在は、光が織りなす空間の魅力に憑かれ、教会堂建築の設計を手掛ける。
多摩美のキャンパス計画も、皆と共に約30年間続けてきた。
これからも、環境デザイン学科で、建築の楽しさを伝えていきたい。